犬の乳腺癌:Tubular carcinoma, Grade Ⅱ(intermediate)
乳腺において境界明瞭な充実性腫瘍が形成されている。腫瘍においては乳腺上皮由来腫瘍細胞が腺管状、シート状に増殖している。腺管状増殖巣は腫瘍全体の15%程度である。増殖細胞は大小不同があり、核においては明瞭な核小体と豊富なクロマチンを有する。核分裂像は多数観察される(25/10HPF)。腫瘍は全て取り切れており、リンパ節転移や脈管内浸潤は観察されない。(Histologic malignancy grade total score 7)